瀞峡 (瀞八丁)
瀞峡と聞くと和歌山県と思いがちですが、熊野川支流「北山川」の半分(東側)は三重県熊野市なのです。西側が新宮市と、十津川村になります。瀞峡は下瀞・上瀞・奥瀞からなりたち、全長約31㎞に及びます。
元は山地の中に出来た滝で、それが自らを侵食して徐々に後退し、長い年月を経過して現在の形になりました。
「瀞八丁」とは、「下瀞」の玉置口から田戸(瀞ホテル)の辺りの1.2㎞を言います。「上瀞」は田戸から、紀和町和田の間2㎞を言います。「奥瀞」は紀和町和田から、七色迄の約28㎞を言い「北山峡」とも言います。
「瀞八丁」と言うのは、山・岩・水がいずれも群を抜いた美しさが、口八丁・手八丁の後から引用されたとの事です。 瀞八丁(下瀞)に13ヶ所の岩の名、上瀞に5ヶ所の岩の名が有り、その岩を紹介させて頂きます。
瀞八丁
「瀞八丁」とは、「下瀞」の玉置口から田戸(瀞ホテル)の辺りの1.2㎞を言いま。
瀞峡の全長はおおよそ31km。もとは山地の中にできた滝であったが、それが自らを侵食していくことで徐々に後退し、形成されたV字谷である。その地質は砂岩や頁岩から成るホルンフェルス(一度形成された岩石が、マグマの熱などによって性質が変化しできた岩石)。白亜紀にできた地層である日高川層群の最上層にあたる、龍神層である。(引用文献)
瀞峡 (上瀞)
田戸とその上流三重県紀和町和田の間約2kmの上瀞
瀞峡 (奥瀞)
上瀞からさらに上流の三重県熊野市神川町神上・和歌山県東牟婁郡北山村七色までの28kmの区域は奥瀞と呼ばれています。北山峡とも総称するが,北山峡は狭義には奥瀞を言う。