
鬼ヶ城 (木本町)
鬼ヶ城の伝説は、平安時代に桓武天皇の命を受けた時の征夷大将軍・坂上田村麻呂がこの地域一帯を支配していた海賊・多娥丸(たがまる)を征伐したというエピソードに由来します。
この多娥丸という海賊が伝説の中では人々に恐れられていた"鬼"にあたるワケですが、海賊が根城にしていたこちらの鬼ヶ城(=当時は「鬼の岩屋」と呼ばれていたそうです。)は、海岸に険しい断崖が続くことから、坂上田村麻呂の軍勢も攻めあぐねていました。
すると、沖の魔見ヶ島(まみるがしま)に突如として童子が舞い降り、坂上田村麻呂の軍勢も加わって大騒ぎをしたトコロ、鬼が何事かと岩屋の扉を開いたその一瞬の隙をついて、将軍が神通の矢を放ち、見事一矢にて退治することが出来たという伝説です。
伝説の中でも紹介したとおり、古くは「鬼の岩屋」と呼ばれていた鬼ヶ城ですが、室町時代に有馬忠親の手によって高台の上に実際に城が築かれるようになった為、現在の鬼ヶ城と呼ばれるようになりました。
鬼ヶ城18ヶ所のポイント
鬼ヶ城には18ヶ所ポイントが有ります。多くの観光客は千畳敷迄しかいかれません。
また地元の方々でさえ、行かれていない方がお見えです。